楽天は2016年7月1日、インターネットラジオ配信プラットフォーム「Rakuten.FM」提供の同日開始を発表した。これに合わせ、エフエム東京グループなどとの協業によってフラッグシップのステーション「Crimson FM」の放送をV-Lowマルチメディア放送「i-dio」内でスタートし、同時に「Rakuten.FM」内での運用も開始した。

 リスナーは、サービス開始時に計20ステーションから提供される音声コンテンツを利用できる。Rakuten.FMに参画するコンテンツ・プロバイダーが編成・配信するクラシックやジャズ、インディーロックやクラブミュージック、アニメソングなどの音楽ジャンルの専門ステーションや、「楽天イーグルス」や「楽天トラベル」が運営する楽天独自のコンテンツ、またスポーツ、ライフスタイル、カルチャーなどの情報を発信するステーションなどである。ステーションは今後、順次拡充していく予定。

 参画するコンテンツ・プロバイダーは、Rakuten.FMを通じて、自らが制作した音声コンテンツの配信が可能になる。プレイリストの管理や番組の時間指定配信などが可能なウェブ配信機能が無料で利用できる。将来は、広告配信などによる収益獲得の機会も提供する予定。

Crimson FMは、「HUMAN CENTRIC × DATA DRIVEN」をコンセプトに編成されるRakuten.FMのフラッグシップステーションとして提供する。音楽・ラジオ番組制作の経験が豊かなキュレーターが、リスナーの聴取データに基づき番組を編成する。ジャンルに縛られない幅広い楽曲や、国内外の音楽フェスティバル情報、俳優・女優やお笑いタレントなどがパーソナリティを務めるトーク番組など、様々な独自のエンターテイメント・コンテンツを提供する。

 Crimson FMは、V-Lowマルチメディア放送「i-dio」で放送され、インターネットラジオ配信プラットフォーム「Rakuten.FM」を通じ同時再送信される。

 楽天は、i-dioのコンテンツ・プロバイダーであるTOKYO SMARTCAST、ジャパンエフエムネットワーク、ライツ管理会社であるVVJと編成・営業面で協業して、放送のチャンネルおよび配信の運営を行う。

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