図●FUJITSU 流通業ソリューション ProjectVizが備える機能
図●FUJITSU 流通業ソリューション ProjectVizが備える機能
(出所:富士通システムズ・イースト)
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 富士通システムズ・イースト(FEAST)は2016年7月1日、SIベンダーなどの情報サービス業者に向けたプロジェクト原価管理ソフトの新版「FUJITSU 流通業ソリューション ProjectViz」()を発表、同日提供を開始した。旧版の「WebSERVE smart 情報サービス業ソリューション」から名称を変更した。ライセンス費用は1500万円からで、旧版と同じ。販売目標は今後5年間で100製品。

 ProjectVizは、SIベンダーのプロジェクト損益管理業務に適したソフトである。プロジェクトの計画、見積、受注から開発、請求までを一元管理する。システム開発だけでなく、ハードウエアやパッケージ製品などの物品の販売や保守サービス契約などがともなうSIベンダー特有の取引形態に対応するとしている。

 新版では、カスタマイズをできるだけ不要にし、パラメーター設定で機能を変更できるようにした。これにより、ライセンス費用とカスタマイズ費用を合わせた導入費用を40%削減できるという。また、ワークフロー機能は、階層が深い大企業向けの機能に加えて、中小企業向けに簡素化したものを新たに用意した。

 新版ではさらに、管理会計向けの機能を追加した。プロジェクトの予算と実績を捉えて損益を可視化できる。レポートのひな形も各種用意している。これにより、プロジェクト管理者だけでなく、経営層の経営判断を支援できる。人材の配置計画などに役立てられる。