AWS(アマゾン ウェブ サービス)や、サイボウズの業務アプリ開発PaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)である「kintone」などを活用したシステム構築を手掛けるアールスリーインスティテュートは2016年7月4日、企業システムのクラウド活用を支援するコンサルティングサービス「クラウドダイビングサービス」を提供開始した。

 クラウドダイビングサービスは、企業システムを単にクラウド上で稼働させることを目的とせず、その前段階としてクラウド化に適した考え方の社内教育や最適なシステム設計、業務設計を提供する。アールスリーインスティテュートChief Innovation Officerの金春利幸氏は、「クラウドを活用したビジネスの成功につながるビジネスモデルの設計や、既存の業務フローの見直しなどを顧客と一緒になって推進する」と語る。

 顧客企業に提供する成果物としては、自社ビジネスのクラウド化ロードマップ、クラウド導入を社内説明するための説明資料、既存業務システムをクラウド化する際のシステムアーキテクチャー、既存業務フローの再設計、クラウド化されたシステムの運用設計、社内エンジニアの教育プログラムがある。最終的には顧客企業が自律的にクラウドを活用したシステム開発や運用ができるようになることを目指す。

 システム構築や運用についても別途対応する。同社に依頼する以外に、AWS上でのシステム構築や運用支援を手掛けるサーバーワークスをパートナーとして紹介する。