画面1●地図上でアルバイト・パート求人情報を探せる「スタンバイ」アプリ
画面1●地図上でアルバイト・パート求人情報を探せる「スタンバイ」アプリ
(出所:ビズリーチ)
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画面2●「シフト自由」「短時間勤務OK」などのキーワードで求人を絞り込める
画面2●「シフト自由」「短時間勤務OK」などのキーワードで求人を絞り込める
(出所:ビズリーチ)
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 ビズリーチ(東京・渋谷)は2016年6月28日、求人情報サービス「スタンバイ」のiOS/Android版アプリをリリースした。無料でダウンロードできる。検索結果を地図上にプロットして表示し、自宅や最寄り駅、保育園などを含む生活圏内での仕事を探しやすくしたのが特徴だ(画面1)。

 スタンバイは、公的機関や民間の求人情報サイトなど約1000サイトを巡回し、Web上で提供している情報を自動収集。約400万件の求人情報データベースを構築した上で、求職者向けに検索サービスとして提供している。

 これまでスタンバイの機能はWebサイトで提供していたが、新たにアプリを開発するに当たり、対象ユーザー層に合わせ、地図を軸にしたデザインに刷新した(関連記事:全てのデザインには理由がある 「見極め力」を付ける基本の考え方)。

 スタンバイでは全職種・全雇用形態の求人情報を網羅しているが、絶対数が多いのはパート・アルバイトの求人である。ビズリーチが事前に行った調査でも、ユーザーの6割が女性で、25~34歳の層の利用が多いことが分かったという。

 この層は育児中であるケースがあり、仕事内容だけではなく勤務地を重視する。そこで、アプリの地図上に求人情報をプロットして直感的に探せるようにした。求人情報を自動収集する際、チェーン店などの求人票には募集主体(本部)と勤務地(店舗)の住所が併記されていることも多い。こうしたデータを自動や手動で整理し、正しい勤務地を表示するようにしている。

 「託児所あり」「シフト自由」「1日4時間以内勤務OK」など、対象ユーザー層が条件とすることが多いキーワード(タグ)も指定できる(画面2)。指定すると、地図上の求人情報がさらに絞り込まれる仕組みになっている。