マーケティング&オペレーションズ クラウド&エンタープライズビジネス本部の佐藤久 業務執行役員 本部長
マーケティング&オペレーションズ クラウド&エンタープライズビジネス本部の佐藤久 業務執行役員 本部長
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 日本マイクロソフトは2016年6月28日、「SQL Server 2016」を取り扱うパートナー企業への支援強化を発表した。同社はパートナー企業へのトレーニングの実施やコールセンターの設置といった支援を通じて拡販する。

 SQL Server 2016は2016年6月1日より販売開始したRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)だ。日本MSはパートナー企業のSQL Server担当エンジニアを対象としていた無償トレーニングサービスを、今年から他社製RDBMSを担当する営業人員やエンジニアにも勧めている。既に約800人がトレーニングを受講し、そのうち約600人は初めて受講した。同社は1200人としていた2017年5月末までの新規の受講者人数目標を、2000人に改めた。

 マーケティング&オペレーションズ クラウド&エンタープライズビジネス本部の佐藤久 業務執行役員 本部長は、他社製RDBMSからSQL Serverへの移行を促すために「パートナー企業へさまざまな形で情報提供していく」と話した。

 パートナー企業への情報提供の一環として、同社はSIベンダー向けにコールセンターを2016年7月8日に設置する。SQL Serverのコールセンターは「長らく設置していなかった」(広報担当者)という。ほかにも、日本MS品川オフィスにハードウエアを新しくした検証環境を用意し、7月1日より無償提供する。

 SQL Server 2016の有償ライセンスはユーザー数に応じたStandardエディションとコア数に応じたEnterpriseエディションがある。2016年度のSQL Serverを含むRDBMSの売り上げを、前年度比8%増やすことを目指す。