キヤノンITソリューションズ（キヤノンITS）は2016年6月27日、Webアプリケーション100％自動生成ツールの最新バージョン「Web Performer V2.0」を7月1日に発売すると発表した。データグリッドやグラフ表示の機能、Webサービスとして公開する機能などを追加した。このほか、第三者向けにシステム開発できる年間利用方式のSIベンダー向けライセンスを新たに用意した。

　最新版では、業務の一覧データをExcelのような形式・操作性で表示するデータグリッドおよびグラフ表示機能を追加した。入力効率の向上と数値の“見える化”を可能にする。また、作成したWebアプリケーションの機能をWebサービスとして公開できるようになった。システム間の連係が強化され、既存資産の活用や、部品・分散開発など、開発手法の選択の幅が広がり、開発を効率化できるという。

　利用料金は、自社システム開発向けのユーザーライセンスが380万円から（最小構成5ライセンスから）。第三者向けシステム開発に利用できるSI開発ライセンスが年間150万円から（最小構成2ライセンスから）。同時に、アジャイル開発をベースとした「共創型開発」の超高速開発支援サービスを提供開始する。価格は個別見積もり。

　このほかにも、タイMAT社を総販売店として「Web Performer V2.0英語版」のタイでのライセンス販売を開始する。初年度はタイに拠点を置く日系ユーザー企業およびSI企業を対象に市場開拓を進め、順次海外での販売を拡大していく。

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