中国のスマートフォンメーカーXiaomi(小米科技)は現地時間2016年6月23日、自社ブランドの電動アシスト自転車「Mi QiCYCLE」を発表した。フレーム素材がカーボンファイバーの小型折りたたみ式自転車で、フル充電で45キロメートルの走行をアシストするという。

 Mi QiCYCLEでは、専用のスマートフォン用アプリを使って、走行距離や速度、GPSによる位置情報、消費カロリーなどを表示する。またハンドルには小型モニターを備えており、同様に走行距離や速度、バッテリー残量などを表示する。250W/36Vの高出力アシストモーター、パナソニック製のリチウムイオンバッテリーセル、シマノ製のNEXUSシリーズ内装変速機を採用している。

 Xiaomiは現在、直販サイトでスマートフォンのほか、タブレット端末、モバイルバッテリー、フィットネスバンドなどを販売しているが、取り扱い製品はこれらモバイル製品にとどまらず、立乗り電動2輪車や炊飯器、体重計、空気清浄機など多岐にわたっている。

 先ごろは、同社が出資する中国Flymi(飛米)が製造したドローン「Mi Drone」を発表したほか、同じく同社が出資する台湾IRidingが製造した軽量ロード自転車「QiCycle R1」を発表した(関連記事:Xiaomiがドローン市場に参入、4Kカメラ搭載モデルが約5万円Xiaomiが“スマート自転車”をまもなく発売、製品多角化戦略の一環)。

 Mi QiCYCLEは価格が2999元(約4万7000円)。価格が30万円以上する自動車愛好者/プロ向けのQiCycle R1とは異なり、より幅広い消費者層に向ける。

 なおMi Droneと同様に直販サイトでは販売せず、「Mi Home」アプリでクラウドファンディングを実施し、提供する(米TechCrunch米Engadgetの報道)。

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