米Dropboxは現地時間2016年6月22日、モバイルアプリケーションにドキュメントのスキャン機能を追加するなど、一連の強化を発表した。

 モバイルアプリケーションを使って、ホワイトボードやスケッチ、レシートなどを撮影し、スキャンデータをDropbox上に整理しておくことができる。法人向けサービス「Dropbox Business」のユーザーは、スキャンデータの内容を検索することも可能。

 アプリケーション内から直接「Word」「Excel」「PowerPoint」ファイルを作成できるようにした(モバイル版Officeアプリケーションがインストールされている必要がある)。作成したファイルは自動でDropbox上に保存される。

 これらの機能は、画面下部に表示される新しい「+」ボタンから実行できる。同ボタンは、まず最新版iOS版アプリケーションに実装される。

 デスクトップアプリケーションも強化し、デスクトップから直接ファイルやフォルダーを共有できるようにした。Macの「Finder」またはWindowsの「Explorer」でDropboxファイルあるいはフォルダーを選び、右クリックで共有を実行できる。共有ファイルのアクセス権や閲覧範囲といった管理も向上した。

 また、ファイル内の特定の画像など、任意の部分に対してコメントを付けられるようになったほか、変更以前の状態にファイルを戻す際、過去のバージョンをプレビューしてから復元できる。

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