製品の外観
製品の外観
(出所:セイコーエプソン)
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 セイコーエプソンは2016年6月21日、可搬重量2.5kgの小型6軸ロボット「N2-A450」を同日から受注開始したと発表した。電気・電子分野でのスマートフォンやタブレットPCなどの電子機器、自動車部品分野での小型部品の組み立てや搬送などの作業に向く。価格(税別)は190万円。

 新開発の折りたたみ式スリムアーム(2015年11月発表)を採用。装置の接地面積は600×600mmと、従来機(2012年12月発売の「C4」)比で40%削減した。人と同等の作業スペースで装置を設置できる。同社のスカラロボット「RS」シリーズの取付寸法と互換性のある仕様となっており、既存の生産ラインへの適合も容易という。重量は約19kgで、従来機比3分の2に軽量化した。

 同時に、オプション力覚センサー「S250H」も受注開始した。高感度な水晶圧電方式を採用し、繊細な部品の組立や結合部の隙間の少ない部品同士のはめ込みなど、高精度な技術が求められる作業を自動化できる。価格は69万円。

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