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中国の独自開発スパコンがTOP500首位に、京と同等の電力で性能9倍

浅川 直輝=日経コンピュータ 2016/06/20 日経コンピュータ

 全世界で稼働中のスーパーコンピュータ(スパコン)の演算性能を集計するTOP500プロジェクトは2016年6月20日、中国の無錫国立スーパーコンピューティングセンターが保有するスパコン「Sunway TaifuLight」が初登場で首位になったと発表した。理論演算性能は125ペタFLOPS(1秒当たり浮動小数点演算回数)、LINPACKベンチマーク上の実行性能は93ペタFLOPS。実行性能では理化学研究所のスパコン「京」の約9倍、前回首位だった中国の「天河2号」の約3倍となる。

 TaifuLightは、中国で設計・製造されたメニーコアプロセッサ「Sunway SW26010」を搭載する(PDF:Sunway TaihuLightに関する米テネシー大ジャック・ドンガラ教授のレポート)。同プロセッサは260コアを搭載し、1.45GHzで動作する。全体のシステム構成は49960ノード、1064万9600コア。消費電力は15.37MWで、12.7MWの「京」とほぼ同等となる。電力当たり性能は6.05ギガFLOPS/Wと、TOP500の中でもトップクラスとなる。

 TOP500と統合された省電力スパコンのランキング「Green500」は、日本のスタートアップ企業PEZY ComputingとExascalerが開発し、理化学研究所が運用する「菖蒲(Shoubu)」が、前回に続いて首位となった。電力当たり性能は6.67ギガFLOPS/Wだった。

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