2016年6月16日、ICTの総合展「ITpro EXPO 2016 in 名古屋」で、「チームしゃちほこ in ITpro EXPO 名古屋~IoTでつくるミライなカンケイ~」と題する特別企画が催された。
名古屋のスーパーアイドルグループ「チームしゃちほこ」のメンバーのうち4人が登壇。各メンバーを生徒に見立て、先生役を務める野村総合研究所 コンサルティング事業本部 ICT・メディア産業コンサルティング部上級コンサルタントの鈴木良介氏がIoTの最前線を事例を使って解説した。
特別企画に参加したのは、チームしゃちほこの咲良菜緒さん、大黒柚姫さん、伊藤千由李さん、坂本遥奈さんの4人。残るメンバーの秋本帆華さんは学業の都合で参加できなかった。
冒頭、鈴木氏はヘッドマウントカメラを装着。各メンバーの自己紹介の表情をスクリーンに映して、会場の雰囲気をやわらげて模擬授業を始めた。鈴木氏はまずスポーツ界でのIoT活用事例を紹介。「バスケットボール選手が眼鏡型カメラを装着してダンクシュート時に選手から見える映像を中継したり、テニスのラケットやボクシングのグローブにセンサーを付けてスイング速度やパンチの重さなどを計測できる」と解説すると、咲良さんは「テニスの選手の目線がわかれば良いフォームがわかるので部活に役立ちそう」と感想を述べた。
続けて鈴木氏は「アイドルとファンの関係性向上にもIoTを活用できる」と話を展開した。例えば「面白いグッズ開発にもIoTは役立つ」として、手袋にセンサーを組み込んだ「テクノ手芸」や動きや心拍と連動して光る服などのアイデアを披露した。「アイドルが装着した心拍数センサーに連動して、グッズが光ったりすればライブに行けなかったファンも臨場感を味わえる」と鈴木氏が語ると、伊藤さんは「グッズがいきなり光りだしたらびっくりするかも」とコメントした。