写真●「ITpro EXPO 2016 in 名古屋」の受付の様子(撮影:筒井誠己)
写真●「ITpro EXPO 2016 in 名古屋」の受付の様子(撮影:筒井誠己)
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 IoT、クラウド、ビッグデータ、モバイル、セキュリティなど、ICTの最新トレンドにフォーカスする総合展「ITpro EXPO 2016 in 名古屋」(主催:日経BP社)が2016年6月16日、名古屋国際会議場(名古屋市熱田区)で開幕した(写真)。2014年から実施していた専門展「Cloud Days 名古屋」などを発展させ、ICTの総合展に衣替えした。104社が出展・協賛し、2日間にわたって46セッションに及ぶキーノートやセミナーを開講する。

 初日午前10時からのキーノートスピーチでは、中京銀行 執行役員 事務統括部長の堀田 晃氏が「中京銀行におけるタブレット活用への取り組み」と題して講演した。「いちばんに相談したい銀行」を経営方針に掲げる同行が他の金融機関との厳しい競争を勝ち抜くために、タブレットによる営業力向上に取り組んだ軌跡を紹介する講演内容に、参加者は熱心に聞き入っていた。

 同じく初日正午からのキーノートスピーチには、テスラモーターズジャパン代表のニコラ ヴィレジェ氏が登壇する。「テスラのソフトウェアアップデートで実現する自動運転社会」と題して、同社の自動運転への取り組みなどを紹介する。

 さらに初日午後4時10分からは、名古屋のスーパーアイドルグループ「チームしゃちほこ」が登場する。「チームしゃちほこ in ITpro EXPO 名古屋~IoTでつくるミライなカンケイ~」と題する特別企画で、チームしゃちほこのメンバーを生徒に見立て、野村総合研究所 コンサルティング事業本部 ICT・メディア産業コンサルティング部上級コンサルタントの鈴木良介氏がIoTの最前線を解説する。なお本特別企画への参加は抽選制で申し込みは終了している。

 続く2日目(6月17日)の午前10時からのキーノートスピーチでは、「日本ガイシ株式会社のビッグデータ活用への挑戦」と題して、日本ガイシ 取締役常務執行役員エレクトロニクス事業本部長の石川 修平氏による講演がある。2013年から取り組んでいるビッグデータ分析によるコストダウンの取り組みを紹介する。

 2日目午後2時からのキーノートには、富士ゼロックス ソリューション・サービス開発本部 ソリューション開発部 クラウド統括の黒須 義一氏が登壇し、「クラウドユーザー企業としての富士ゼロックスの取り組み~ハイブリッド、グローバル、マルチクラウドへの挑戦~」と題して講演する。同社がユーザー企業としてどのようにクラウドと向き合い、どのような姿を目指しているかを講演する。

 ITpro EXPO 2016 in 名古屋は、Cloud Days 名古屋 2016、ビッグデータEXPO 名古屋 2016、モバイル&ウエアラブル 名古屋 2016、セキュリティ&ガバナンス 名古屋 2016、IoT Japan 名古屋 2016、FACTORY名古屋 2016の各専門展で構成するICTの総合展。同展の模様は適時、ITproで速報する。