TKCは2016年6月13日、大企業向けに電子帳簿保存法第4条3項(スキャナ保存制度)に対応したクラウドサービス「TKC証憑ストレージサービス(TDS)」を6月30日に提供開始すると発表した。本社経理部で保存する証憑書類をスキャンし、TKCのデータセンターに保存することで、ファイリングの手間や保存にかかるコスト、検索の手間を削減できる。利用料(税別)は月額1万4800円から。

 本社経理部で保存する証憑書類を対象としたサービス。支店・営業所などで証憑書類をスキャンする必要がなく、業務フローを変更せずに導入できる。会計伝票のQRコードでスキャンデータとひも付けできる「帳表台帳方式」と、明細データとスキャンデータを管理番号でひも付けできる「CSV連携方式」の2方式に対応する。

 同社のデータセンターは、ISO/IEC27001およびISO/IEC27018を認証取得しており、24時間365日間サービス稼働状況を監視する。今後は、10月にタイムスタンプサービスを提供する予定で、別途タイムスタンプ局と契約締結する必要なく時刻認証を導入できる。

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