日本マイクロソフトは2016年6月10日、品川本社でWindows 10についての説明会を開催し、7月29日に提供終了する無償アップグレードやアップグレードのキャンセル方法について改めて説明した(写真1)。

写真1●Windows 10への無償アップグレードが7月29日に終了
写真1●Windows 10への無償アップグレードが7月29日に終了
(撮影:山口 健太、以下同じ)
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 同社は毎月10日を「Windows 10の日」と定めており、今回の説明会もそれに合わせて開催された。最近ではWindows 10に「強制的に」アップグレードされたとの声が増えており、社会問題になりつつあることから、質疑応答では日本マイクロソフトの姿勢を問う形での質問が相次いだ。

全国キャラバンを展開、法人や教育期間での取り組みも進む

 説明会には日本マイクロソフト 業務執行役員 Windows&デバイス本部 本部長の三上智子氏が登壇。「Windows 10を周知するため、日本各地を毎週訪問するキャラバンを展開している。既に1万3458人のユーザーが体験しており、関心の高さに驚いている」と語った(写真2)。

写真2●日本マイクロソフト 業務執行役員 Windows&デバイス本部 本部長の三上智子氏
写真2●日本マイクロソフト 業務執行役員 Windows&デバイス本部 本部長の三上智子氏
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 Windows 10を体験したユーザーの声としては、「使いやすくなったとか、起動や再開が速くなったとの声が多い。Windows 10を体験した後は、他の人に薦めると答えた人が大幅に増えた」(三上氏)などと成果を語った。

 法人ユーザーの事例としては三井住友銀行を挙げた。「Office 365やWindows 10の2-in-1デバイス、Windows 10 Mobileのスマートフォンを導入することで、どこでも働ける次世代ワークプレイス環境の構築に取り組んでいる。三井住友フィナンシャルグループ全体での取り組みも進めている」(三上氏)と紹介した(写真3)。

写真3●三井住友銀行や松坂市がWindows 10を導入
写真3●三井住友銀行や松坂市がWindows 10を導入
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