レッドハットは2016年6月8日、Red Hat Enterprise Linux上で利用できるソフトウエア開発ツール集の新版「Red Hat Software Collections 2.2」および「Red Hat Developer Toolset 4.1」を国内で発表した。いずれも6月1日から提供している。これらに含まれるほとんどのソフトウエアはサポート期間が3年間である。

 Red Hat Software Collectionsは、Webアプリケーション開発に役立つソフトウエア集である。MariaDB 10.1、MongoDB 3.2、PostgreSQL 9.5などのデータベース管理システムのほか、Node.js v4.4、Python 3.5、Ruby 2.3、Rails 4.2、Maven 3.3などで構成する。

 Red Hat Developer Toolsetは、C/C++コンパイラやデバッガ、IDE(統合開発環境)などで構成する開発ツールキットである。GNU Compiler Collection(GCC) 5.3、GNU Project Debugger(GDB) 7.11、Eclipse 4.5.2で構成する。Dynist 9.1やSystemTap 2.9などのアップデートされた周辺ツールも含む。

 いずれのソフトも、Red Hat Enterprise Linuxのサブスクリプションを契約しているユーザーやパートナーが利用できる。Linuxコンテナ向けには、Red Hat Software Collectionsの多くがDockerファイルやDocker形式のイメージとして利用可能になっている。