オムニバスは、パナソニックが開発したケーブルテレビ向けIP動画広告配信システムを活用した実験を開始する。既に、ケーブルテレビ2事業者で広告配信のテストが始まっている。2016年6月6日に発表した。

 このサービスでは、パナソニック製のケーブルテレビ用セットトップボックス(STB)に対して、オムニバスがインターネット経由で動画広告を配信する。ケーブルテレビ局がパナソニックの提供するSTBとザッピングポータルサービスを導入することで利用が可能になる。

 視聴者がSTBを起動する際に簡単に動画広告を流すことができる。ケーブルテレビ用STBを新たな動画広告の出稿先として活用できるようになるという。

 湘南ケーブルネットワークと伊豆急ケーブルネットワークにおいて広告配信のテストを開始している。この評価を確認した後に、パナソニックのSTBおよびサービスを導入、検討しているケーブルテレビ局に対する提案や提携を進め、出稿先を拡大し広告配信を行うことを予定する。

 なお、同サービスのケーブルテレビ事業者への販売は、パナソニック システムネットワークスが担当する。

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