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 米Microsoftは現地時間2016年6月6日、「Office 365」に追加する新たなアプリケーション「Microsoft Planner」の正式リリースを発表した。企業、学校、組織における業務チームの共同作業を支援する。

 Plannerは、今後数週間かけて、Office 365の「Enterprise E1~E5」「Business Essentials」「Premium」「Education」エディションの顧客を対象に順次展開する。利用可能になると、Office 365のアプリランチャーにPlannerのタイルが表示される。  Plannerにより、計画の立ち上げ、タスクの整理や割当、日付の設定、状況確認、ファイルの共有などを視覚的に理解および実行しながら、計画を遂行できる。

 またMicrosoftは、今後数カ月にわたって、複数ユーザーへのタスク配分、外部ユーザーのアクセス、プランのテンプレート、ボードのカスタマイズといった新機能をPlannerに追加する。iOS、Android、Windows版アプリケーションの提供も予定している。

 米メディア(PCWorldなど)はPlannerについて、タスク管理ツール「Trello」や「Asana」への対抗を意識したものと報じている。Microsoftはこれまでもプロジェクト管理ツール「Microsoft Project」を提供してきたが、プロジェクト管理を専門とする人に向けられたものだった。Plannerはあまりスキルがない人でも使いこなせるようデザインされている。

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