米Fortuneは現地時間2016年6月6日、米国企業番付「Fortune 500」の2016年版を発表した。昨年に続き1位はWalmart、2位はExxon Mobilだった。Appleが昨年の5位から3位にランクアップした。

 Fortune 500はFortune誌が毎年1回発表する米企業のリストで、総収入に基づいてランク付けされる。Walmartは総収入が4821億3000万ドルで前年比0.7%減少、Exxon Mobilは2462億400万ドルで同35.6%減だった。

 Appleは総収入が2337億1500万ドルで、前年と比べ27.9%増加した。総純利益は同35.1%増の533億9400万ドルで、Fortune 500企業の中で最も多い。

 FortuneはAppleについて、「iPodそしてiPhone投入以降、飛躍的な成長を遂げ、『iPhone 6S』および『iPhone 6S Plus』は予想を上回る売れ行きだった。しかしiPadは減少傾向が続き、Apple Watchはあまり販売が伸びていない」と指摘している。Appleの電気自動車開発プロジェクト「Project Titan」に関する情報が昨年より報じられているが、「数年間は、その成果を消費者に提供することはないだろう」と予測。しかし「いったんそれが実行されれば、再び急伸する可能性がある」と述べた。

 4位以下にはBerkshire Hathaway、McKesson、UnitedHealth Group、CVS Health、General Motors、Ford Motor、AT&Tが続いている。

 そのほか技術系企業では、Verizon Communications(総収入は1316億2000万ドル)が前年の15位から13位に、Amazon.com(総収入は1070億600万ドル)が29位から18位に、Microsoft(同935億8000万ドル)が31位から25位に、Facebook(同179億2800万ドル)が242位から157位に、Netflix(同67億8000万ドル)が474位から379位に順位を上げた。

 上位500社の合計売上高は12兆ドルで、米国GDP(国内総生産)の約3分の2に相当する。

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