インテルは2016年6月6日、大規模サーバー向けの新プロセッサ、Xeon E7-8800/4800 v4シリーズを発表した。CPUコアの設計(マイクロアーキテクチャー)は「Broadwell」で、4ソケットや8ソケットの構成が可能。従来のXeon E7 v3シリーズと同じプラットフォームで利用できる。
Xeon E7 v4は最大で24コアを内蔵する。24コアモデルは、同時に48スレッドを実行可能だ。インテル独自のインタフェースであるQPIを3系統備えており、4ソケット/8ソケット構成ができる。8ソケット時は、前世代の2倍である最大24テラバイト(TB)のメモリーに対応する。サードパーティ製のノードコントローラーを使って64ソケット構成にすることもできるという。
インテルは、米IBMのPOWER 8プロセッサベースのシステムに対して、消費電力を半分に抑えながら1.4倍の性能が得られ、価格性能比は10倍であるとしている。
モデル | コア | 動作周波数 | 3次キャッシュ | 価格 |
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E7-8890 v4 | 24個 | 2.2GHz | 60MB | 7174ドル |
E7-8880 v4 | 22個 | 2.2GHz | 55MB | 5895ドル |
E7-8870 v4 | 20個 | 2.1GHz | 50MB | 4672ドル |
E7-8893 v4 | 4個 | 3.2GHz | 60MB | 6841ドル |
E7-8891 v4 | 10個 | 2.8GHz | 60MB | 6841ドル |
E7-8867 v4 | 18個 | 2.4GHz | 45MB | 4672ドル |
E7-8860 v4 | 18個 | 2.2GHz | 45MB | 4061ドル |
E7-4850 v4 | 16個 | 2.1GHz | 40MB | 3003ドル |
E7-4830 v4 | 14個 | 2.0GHz | 35MB | 2170ドル |
E7-4820 v4 | 10個 | 2.0GHz | 25MB | 1502ドル |
E7-4809 v4 | 8個 | 2.1GHz | 20MB | 1223ドル |