ビットメディアは2016年6月6日、P2P技術とクラウド環境を用いたストリーミング配信技術「ShareCast」に関連する特許を取得したと発表した。

 ShareCastでは、HTTPストリーミングを利用したライブ配信を行いながら、そのビデオファイルを加工せずにハイライトなどのVODクリップを即座に簡易編集できる「ShareCast Playlist Editor」(関連ページ)を一つのサービス形態として展開している。このShareCast Playlist Editorに関する特許を取得した。

 取得した特許番号は「特許第5909546号」。登録日は2016年4月1日。特許の名称は、「映像ストリーミング配信のための装置及び方法」である。

 HTTPストリーミングの特徴である5秒から10秒程度の動画セグメントファイルを連続再生する仕組みを活用する。連続するセグメントファイル群のin点とout点をWebブラウザー上でプレイリストとして指定するだけで簡易カット編集を実現する。この結果、ライブ配信を行いながら、即座にVODコンテンツを提供できる。

 ShareCast Playlist Editorは、これまでロンドンオリンピックを含むNHKのスポーツ関連動画制作ワークフローなど、様々な分野で採用された実績がある(関連記事)。この関連で、6月8~10日に開催される「Connected Media TOKYO 2016」において、「IoTロードバイク by ShareCastソリューション」を展示する。

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