日本HPは2016年6月2日、ビジネス向けプリンターの新ブランド「HP PageWide」シリーズを含むインクジェットプリンター5機種およびA4モノクロレーザープリンター1機種を同日から順次発売すると発表した。
独自のインクジェットプリント技術「HPページワイドテクノロジー」搭載製品をHP PageWideブランドに統一した。「HP Officejet Pro X」シリーズおよび「HP Officejet Enterprise X」シリーズを、新たに「HP PageWide Pro」シリーズおよび「HP PageWide Enterprise」シリーズとして展開する。HPページワイドテクノロジーは、用紙幅全体を一度に印刷できる固定ヘッドを採用し、高品質と超高速印刷を両立した。
HP PageWide Proシリーズは、A4プリンター「HP PageWide Pro 552dw」とA4複合機「HP PageWide Pro 577dw」の2機種。1カ月の印刷枚数が最大6000枚の小規模事業者やワークグループを対象とした製品で、印刷速度はモノクロ・カラーとも毎分最大70枚、ISO基準で毎分約50枚。HP Directplus価格（税別）は、552dwが7万5000円、577dwが9万8000円。
HP PageWide Enterpriseシリーズは、A4プリンター「HP PageWide Enterprise Color 556dn」とA4複合機「HP PageWide Enterprise Color MFP 586z」の2機種。1カ月の印刷枚数が最大7500枚の小規模事業者や中規模ワークグループを対象としたもので、印刷速度はモノクロ・カラーとも毎分最大75枚、ISO基準は毎分50枚。「HP Sure Start」BIOS保護機能、Whitelisting機能、ランタイム侵入検知機能などのセキュリティ機能も搭載する。給紙トレイとスタンドを追加することで、最大2050枚給紙を備えたフロア据え置き型としても利用できる。HP Directplus価格は、556dnが14万8000円、586zが32万8000円。
このほか、A4インクジェット複合機「HP OfficeJet Pro 6970」は、1カ月の印刷枚数が最大800枚のSOHO/SMBを対象とした製品。HP Directplus価格は2万1800円。A4モノクロレーザープリンター「HP LaserJet Pro M501dn」は、1カ月の印刷枚数が最大6000枚の中小規模事業者やワークグループを対象とした製品で、HP Directplus価格は8万7000円。
