米ネットスイート アジアパシフィック&日本地区統括責任者のリー・トンプソン氏(左)と同社日本法人の代表執行役社長に就任した中西智行氏(右)
米ネットスイート アジアパシフィック&日本地区統括責任者のリー・トンプソン氏(左)と同社日本法人の代表執行役社長に就任した中西智行氏(右)
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 クラウド型ERP(統合基幹業務システム)を提供する米ネットスイートは2016年6月2日、中西智行氏の同社日本法人 代表執行役社長就任を発表した。中西氏は過去に日本マイクロソフトでERP製品「Dynamics」シリーズの事業責任者を務めていた。中西社長は「日本市場で企業連携したビジネス経験を生かしてパートナー企業を増やしていく」と抱負を語った。

 ネットスイートの提供するクラウド型ERP「OneWorld」は、20カ国語・190種以上の通貨で、110カ国超の税制に対応した税務処理ができることが特徴だ。米ネットスイートの売上高は15四半期連続で前年同期比30%以上成長している。中西氏は日本法人の売上高も「同様に急成長している」と話す。

 中西氏は前職のApple Japanでは「Enterprise Partner Lead」としてパートナー連携事業を推進していた。それ以前にも日本マイクロソフトで企業連携の責任者を経験している。

 米ネットスイート アジアパシフィック&日本地区統括責任者のリー・トンプソン氏は中西氏の登用について「日本のERP市場でパートナービジネスをよく知る代表者が必要だった」と話す。現在、ネットスイートのパートナー日本企業は15社ある。中西氏は、販売だけでなく「ソフト開発やSIサービスなど、さまざまな事業者との連携が重要」と方針を語った。

■変更履歴
記事公開当初、記事の一部で「中村社長」と記載していましたが「中西社長」の誤りです。お詫びして訂正いたします。本文は修正済みです。 [2016/06/03 10:00]