NECネッツエスアイは2016年6月1日、IP電話の交換機(IP-PBX)の機能をクラウド型で提供するサービス「ネッツボイス 音声クラウドサービス」を発表した。内線・外線番号の振り分けや、音声ガイダンスなどの設定ができる。電話を受ける台数で価格が変わり、代表番号やグループ番号といった内線番号の追加にライセンス料がかからないことが特徴だ。

 ネッツボイス 音声クラウドサービスは、内線・外線電話を設定して、IP電話機と無線LAN接続したスマートフォンから発信・受信するためのもの。利用企業が番号振り分けや、音声ガイダンスを設定する管理ソフトも提供する。携帯データ通信を使って社外でもスマートフォンから発信・受信ができる有償オプション「ネッツワイヤレス」もある。

 価格は電話を受けるIP固定電話・スマートフォンの台数が300台の場合で月額25万円から。1台単位で契約台数を変更できる。

 NECグループが提供するIP-PBXは順次サポートが切れる。NECネッツエスアイは既存顧客の受け皿としてクラウド型IP-PBXサービスを開発した。