米Twitterは現地時間2016年5月31日、動画中継アプリケーション「Periscope」を強化し、不適切と思われるコメントを評決するツールを追加したと発表した。コメントが不適切であるかどうかの判断は視聴者からなる“陪審”に委ねられる。

 Periscopeの動画中継をライブ視聴している視聴者は、画面に表示されたコメントが不適切だと思った場合に、同ツールを使って通報する。通報した視聴者には、その動画中継の間、当該コメントを投稿した視聴者による以降のコメントはすべて表示されなくなる。

 コメントが通報されると、ライブ視聴している他の視聴者数人がランダムに選ばれ、不適切であるかどうかの判断を求められる。「Spam(スパムである)」「Looks OK(問題ないと思う)」「Not Sure(分からない)」などのボタンをタップして投票する。

 投票によりスパムや誹謗中傷と見なされたコメントの発信者は、その動画中継が終わるまでコメントを投稿できなくなる。

 同ツールは、iOSおよびAndroid版Periscopeで今週実施するアップデートにより利用可能になる。

 なお、動画のライブ配信を行うユーザーは、自身のライブ配信中に同ツールを無効にできる。また、通報のあったコメントへの投票に参加したくない視聴者は、投票者に選ばれないよう設定できる。

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