レノボ・ジャパンは2016年5月30日、日本国内におけるパソコンおよびタブレット製品の全ての修理を、7月3日からNECパーソナルコンピューター(NEC PC)に業務委託し、NEC PCの修理拠点がある群馬事業場に順次統合すると発表した。両社の顧客対応ノウハウの共有により、より精度の高い修理部品在庫管理が可能になり、サービスの向上につながるという。

 NEC PC群馬事業場では、2014年からレノボのAndroidタブレット製品の修理を受託している。その実績から物流の共通化や修理ノウハウの共有などでサービス向上が期待できることから、今回全製品の修理を業務委託することになった。

 修理ノウハウの共有により、NECブランド製品で実績のある「1日修理」の実施率を95%以上にする予定である。また、今回の移管に伴い、レノボThink製品の修理パーツを保管するセンター倉庫を東京・羽田空港近くに設置し、これまで北海道と九州では一部地域のみだった「翌営業日オンサイト修理」のサービスエリア拡大を図る。

 レノボは2012年からコールセンター業務をNEC PCに委託しており、今回の修理拠点統合によって同社の国内における顧客サービス関連業務はNEC PCが担うことになる。

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