写真●SmoothCaptureで撮影・配信する3Dコンテンツの例
写真●SmoothCaptureで撮影・配信する3Dコンテンツの例
(出所:NECネッツエスアイ)
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 NECネッツエスアイは2016年5月30日、ホテルや賃貸住宅などの室内空間を独自の3Dカメラで撮影して3Dコンテンツ化し、これを消費者がWebブラウザーを介して閲覧できるようにするサービス「SmoothCapture」()の販売を開始した。Webブラウザーを介して、実際にその場にいるような臨場感あふれる体験ができる、としている。

 3Dコンテンツの表現手法として、360度を自由に見渡して移動(ウォークスルー)、平面図、ドールハウス(立体面の鳥瞰図)の三つを提供する。従来のパノラマコンテンツはウォークスルーが主体だったが、平面図やドールハウスによって全体感やバランスの把握ができるとアピールする。

 想定している主な利用シーンは、以下の通り。ホテル業/ブライダル業においては、客室や施設の案内、結婚式場の紹介などに利用できる。不動産業においては、モデルルームを撮影しておくことで、完成前のマンションを販売するときの提案に活用できる。

 価格(税別)は、3Dコンテンツのインターネット配信料が1コンテンツ当たり年額24万円から。3Dコンテンツの制作(カメラ撮影)は別途料金が必要。3Dコンテンツは、Internet Explorer、Firefox、Chrome、Safari、Operaなど、WebGLに対応した一般的なWebブラウザーで閲覧できる。

 サンプルコンテンツとしてNECネッツエスアイは、本社33階にある「EmpoweredOffice Center」と「北陸支店オフィス」の3Dコンテンツを公開している。