サイボウズは2016年5月27日、同社のPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)である「kintone」を利用するエンジニア向けイベント「kintone devCamp 2016 Spring」を開催した。プログラムの中で登壇者が、kintoneでドローンを操縦したり、ドローンが収集したデータをkintone上に表示させたりするデモを披露した。

写真1●ジョイゾーの山下竜氏。手に持っているのは仏パロット製のドローン
写真1●ジョイゾーの山下竜氏。手に持っているのは仏パロット製のドローン
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 kintone devCamp 2016 Springは、kintoneと他社製のクラウドサービスなどを連携させて業務利用を促すための開発者向けイベント。今回は第2回目で、約130人が参加した。第1回目は2015年12月に開かれた。

 同イベントでは、SIなどを手掛けるジョイゾーのサイボウズ認定エバンジェリスト 山下竜氏が登壇し、kintone上で構築したアプリケーションでドローンを操縦するデモを披露した(写真1)。操作した機体は、仏パロット製で市販されているドローンだ。操作用画面で離陸などを指示すると、機体が離陸、着陸する。

写真2●デモでは、ドローンが撮影したデータをkintoneにアップロードするアプリも動かして見せた。将来はドローンが飛行中に撮影したデータをリアルタイムにアップロードできるようにする
写真2●デモでは、ドローンが撮影したデータをkintoneにアップロードするアプリも動かして見せた。将来はドローンが飛行中に撮影したデータをリアルタイムにアップロードできるようにする
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 「災害時の状況調査などに役立てたい」と、デモを披露した山下氏は話す。災害時には、手動で操作するドローンで収集した画像データを、kintoneにリアルタイムにアップロードするアプリを構築、利用する考えだ(写真2)。