図●Toolbox システム監視の概要
図●Toolbox システム監視の概要
(出所:ネオアクシス)
[画像のクリックで拡大表示]

 ITホールディングスグループのネオアクシスは2016年5月27日、IBM i(オフコンOS、旧称はOS/400)を動作させた「IBM Power Systems」の監視ができるソフト「Toolbox システム監視」()を発表した。5月30日に出荷する。価格(税別)は、監視対象100台で37万円から。販売目標は、今後5年間で300本。

 Toolbox システム監視は、SNMPを使ったシステム/ネットワーク監視ソフト「CYBER GENIUS」(エヌワーク製)と、CYBER GENIUSからIBM iを監視するための専用のエージェントソフト「IBM i監視エージェント」(ネオアクシス製)をセットで提供するパッケージ製品である。ネオアクシスが販売する。

 CYBER GENIUSはSNMPマネージャだが、今回のIBM i監視エージェントとCYBER GENIUSの間の通信はSNMPではなく、独自のソケット通信を利用。今回、監視用のエージェントを新規に開発するとともに、CYBER GENIUS側にエージェントと通信するインタフェースを追加した形である。

 各サーバーで稼働するプロセスやデータベース管理システムの死活状況、システムリソース(CPU使用率、ディスク容量など)の状況など、多岐にわたる項目を監視できる。さらに、IBM iの監視エージェントにより、IBM i上のサブシステムやジョブの死活状況、ファイルやプログラムのロック状況など、さまざまな状況を監視できる。

 監視項目の値がしきい値を超えた際には、アラート通知(メール通知やパトライトの点灯)やプログラムの起動をするよう指定できる。Excel形式の月次報告テンプレート出力機能も備え、監視データと期間を指定するだけで、見やすくグラフ化したレポートを作成できる。