オージス総研は、「IoTかんたんパック」を提供開始した。AWS(アマゾン ウェブ サービス)上にIoT(Internet of Things)利用環境を構築し、ユーザー企業に貸し出す。初期費用は9万円。月額利用料は、オージス総研が運用する場合が8万円、運用なしの場合が3万4000円である。利用料金にはAWSの利用料を含む。

 ユーザー企業からヒアリングを行ったうえで、センサーなどのIoTデバイスからデータを収集・分析するためのサーバー基盤をAWS上に構築する。

写真●「IoTかんたんパック」の構成イメージ
写真●「IoTかんたんパック」の構成イメージ
出所:オージス総研
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 IoTプラットフォーム「AWS IoT」などでデバイスからメッセージを収集し、オブジェクトストレージ「Amazon S3」に格納する。S3にデータがアップロードされるたびに、イベント駆動型コード実行機能「AWS Lambda」が、データウエアハウス「AWS Redshift」やデータベース「AWS RDS」にデータをロード。BIツール「JasperServer」でデータ分析を行う。

 オージス総研が提供する運用サービスは、全サービスの稼働監視やAWS IoTのエラー監視、RedShiftやRDSの障害対応、AWS IoTへのデバイス登録などである。