Sansanの寺田 親弘 代表取締役社長(右)とPFUの長谷川 清 代表取締役社長(左)
Sansanの寺田 親弘 代表取締役社長(右)とPFUの長谷川 清 代表取締役社長(左)
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ScanSnap iX500 Sansan Editionの外観
ScanSnap iX500 Sansan Editionの外観
(出所:PFU)
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 PFUとSansanは2016年5月26日、名刺情報共有サービス「Sansanスマートフォンプラン」のライセンスをセットにしたドキュメントスキャナー「ScanSnap iX500 Sansan Edition」を発表した。Sansanのサービス上で、500枚の名刺情報を人数無制限で共有できる。有料で共有枚数を増やすことも可能だ。

 Sansanは、保存する名刺情報の枚数を無制限とし、名刺情報を共有するユーザー数に応じて従量制で課金するプランを提供している。料金に応じて営業案件管理や共有制限設定といった機能が使える。

 スマートフォンプランは、機能を名刺情報の共有に限定し、共有する名刺枚数に応じた従量課金制にして共有ユーザー数を無制限にしたもので、2015年7月から提供している。これまで、スマートフォンプランでスキャナーを使うには、月額1万2000円のレンタル機器(PFU製スキャナー)が必要だった。

 ScanSnap iX500 Sansan Editionは、従来のiX500の機能はそのままに、Sansanスマートフォンプランのライセンスをセットにした商品。スキャナーとスマートフォンをWi-Fiで直接接続、スキャンした名刺画像をSansan専用アプリが受け取る。専用アプリからSansanのサービスへ画像をアップロードし、共有できるようにする。

 同梱のライセンスで共有できるのは名刺500枚まで。枚数の追加はSansanとの契約が必要になる。5000枚の追加が月額1万円からだ。ScanSnap iX500 Sansan Editionの価格はオープン。PFUの直販サイトでは税別5万5000円で販売している。

 PFUの長谷川清代表取締役社長は「スマホで共有した名刺情報を見たいというニーズは強いが、企業によってはスマホを社内LANにつなげない。この製品でそうしたニーズを取り込みたい」と新商品の位置付けを説明。Sansanの寺田親弘代表取締役社長は「スマートフォンプランは名刺共有サービスをより手軽に使うために提供している。今回の商品でさらに手軽になった」とメリットを語った。