日本リミニストリートの脇阪順雄 日本支社長
日本リミニストリートの脇阪順雄 日本支社長
(撮影:井上裕康)
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 日本リミニストリートの脇阪順雄 日本支社長は2016年5月25日、東京・目黒のウェスティンホテル東京で開催した「第3回イノベーターズ会議」(日経BP社 日経ITイノベーターズ主催)で講演した。同氏は「既存システムの保守に必要なコストを抑えて、改革のための投資をするべきだ」と訴えた。

 米ガートナーの調査によれば、企業のIT関連費用は83%が既存システムの保守費用で、新しい事業や技術への投資は13%にとどまる。脇阪日本支社長はこの調査結果を講演で引用し、「費用の比率は、企業の考える優先順位と一致しているだろうか」と疑問を投げかけた。

 同氏はコストだけでなく、保守業務に多くのエンジニアが従事していることにも言及した。「多くの企業は技術開発に人材を投資したいと思っている。既存システムを10年くらい更新せず、新しいIT技術へ大きく投資するのも一つの経営戦略だ」(脇阪日本支社長)。

 日本リミニストリートは米オラクルや欧州SAPのパッケージ製品の保守サービスを提供している。脇阪日本支社長は「日本リミニストリートは、オラクルやSAPがサポートする製品を15年間、保守サポートする。企業の改革のための投資を支援する」と熱弁した。