データ・アプリケーション(DAL)は2016年5月24日、エンタープライズ・データ連携基盤「ACMS Apex」を6月30日に販売開始すると発表した。オンプレミスやクラウドなどの異なるシステム環境、国内外に分散するさまざまなシステムやアプリケーションを一元的に可視化し、統合管理することが可能。アプリケーション/DBアダプター、データ変換、データ/プロセス暗号化など、データ連携に必要なあらゆる機能を単一ソフトウエアで提供する。

 金融業界での採用が進むセキュリティ標準PCI DSSに準拠し、連携データやプロセス間通信はすべて暗号化する。保管データは閲覧権の有る運用者のみが参照可能で情報漏えいを防止した。各業務システムを統合管理する管理サーバー障害時に代替サーバーに自動的に切り替わるソフトウエアクラスタ機能や2拠点間でデータ同期するDR機能で可用性を高めた。

 オンライン中のマイグレーション機能により、サービス全体を停止させずにモジュールを導入・入れ替えできる。簡単にシステム拡張や機能追加でき、24時間365日無停止でのサービス提供が可能。既存のACMSシリーズ(ACMS E2X、ACMS B2B)との互換性を維持し、環境定義やデータ変数定義もそのまま移行して利用できる。複数のACMS Apexで構築されたデータ連携基盤を連動させることも可能。

 DALのビジネスパートナー73社を通じて販売する。予定販売価格は、基本機能が60万円から。

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