サイオステクノロジーは2016年5月23日、Microsoft Azure上にRed Hat Enterprise Linux（RHEL）の導入するサービスを発表した。既存サービスの一部を体系化した。Azure上でオープンソースソフトウエア（OSS）を使ったシステム構築を望む企業向けに、SIサービスの一部として提供する。

　サービスの名称は「Red Hat Enterprise Linux on Azure導入サービス」だ。以前からAzure上でのRHELを使ったSIサービスは個別で対応していたが、顧客の需要増加に合わせて標準サービスとして体系化した。

　サイオスによると、クラウド上でOSSを使った業務システムの再構築需要が増しているという。業務システム向けのクラウド利用では、AzureとRHELの組み合わせが多い。同社は顧客がAzureとRHELを選ぶ理由として、AzureはOffice 365との連携、RHELはサポートの信頼性だと分析している。

　新サービスを使ったシステム導入は、早ければ2日でできる。価格は個別見積もりだが、初期費用は10万円から、運用支援サービスは月額7万円からだという。