米Appleは米サンフランシスコで現地時間2016年5月19日、直営店「Apple Store」の新店舗をメディアに公開した。新たに考案した5つのデザイン要素を取り入れた最初の店舗で、今後世界で同様の店舗を展開していくという。

 5つの要素とは、(1)長テーブルに製品を陳列し、Creative Prosと呼ぶ各分野の専門家が、顧客と会話し製品やサービスについて説明する「The Avenue」、(2)法人顧客担当者が、起業家や開発者、中小企業のビジネスパーソンにアドバイスやトレーニングなどを提供する「The Boardroom」、(3)従来のGenius Barよりも空間を広げたカスタマーサービスエリア「Genius Grove」、(4)6K解像度のスクリーンと座席を備え、講演や授業などが行える「The Forum」、(5)公衆Wi-Fiを用意し、24時間一般開放する屋外スペース「The Plaza」。

 またビルの両面には大型のガラス製スライディングドアを設置しており、これも新店舗の特徴となっている。その正面ドアの高さは42フィート(12.8メートル)、開けた際の幅は40フィート(12.2メートル)。来店客は店にいながらもサンフランシスコの穏やかな気候が感じられ、屋外にいるような雰囲気になると米CNETの記事は伝えている。

 新店舗の場所はサンフランシスコのユニオンスクエア。同地域にある旧店舗から3ブロック離れている。開店は現地時間5月21日午前10時。これに伴い旧店舗は前日の午後9時をもって営業を終了する。

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