写真●代表に就任した藤田純カントリーマネージャー
写真●代表に就任した藤田純カントリーマネージャー
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 米ギットハブの日本法人ギットハブ・ジャパンは2016年5月19日、同社代表であるカントリー・マネージャーに藤田純 氏が就任したと発表し、説明会を開いた(写真)。日本法人設立から約1年経過した現在のサービス展開の進捗や、日本市場の位置付けについて説明した。

 ギットハブは2008年設立で、ソースコード共有サービス「GitHub」を手掛ける。利用者数は全世界で1400万人を超える。主力製品は、個人の開発者が無料で利用できるクラウド型の「GitHub.com」と、企業向けに有料で提供する「GitHub Enterprise」だ。

 説明会でギットハブ・ジャパンの藤田カントリー・マネージャーは、「日本は世界で2番目に重要な市場だと認識している。企業向け、個人向けの両製品を中心に事業を拡大していきたい」と話した。事業計画や経営を進める上での目標などは具体的には明かさなかったが、「売上高や利用者数は伸長しており、さらなる利用者獲得を目指す」と説明した。

 藤田氏によれば、GitHub.comの日本からの訪問者は世界全体において4%のシェアを占める。日本法人設立からの約1年間で利用者数は50%増加した。企業向けのGitHub Enterpriseの利用者数は70%増えたという。「何十年も歴史がある大手企業も、当社の製品を利用し始めている。ソフトウエアの開発力が、ビジネスそのものを支える時代となった今、開発者を支援していきたい」と話した。