「Cloud-F」のWebサイト
「Cloud-F」のWebサイト
(出所:サイバー・バズ)
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 サイバー・バズは2016年5月19日、ファッション業者同士の商談や商品取引をインターネットで仲介するサービス「Cloud-F」を7月に始めると発表した。専用のWebサイトを同社が運営し、同サイト上でファッションブランド企業が商品を登録したりバイヤー企業が商品を買い付けたりできる。現状のファッション業界は展示会での商談などアナログなやり取りが主体。商談の時間や場所の制約のないネット商談を可能にして、地方や個人のファッション業者を中心に売り込む。

 商品を販売するファッションブランド向けと、商品を買い付けるバイヤー向け、それぞれの取引業務を支援する機能を提供する。ブランド向けの主な機能は、商品の登録や仮想的なWeb展示会の開催、受注情報や納品状況の一覧、取引のあるバイヤーの名簿作成といったものだ。

 バイヤー向けには商品の検索と発注のほか、買い付け先のブランドの情報を管理する各種の機能を提供する。同サイトに登録するブランドが開いているWeb展示会情報の検索、新規登録されたブランドの検索といったものだ。お気に入りのブランドの展示会情報をプッシュ通知で受け取る機能も開発する予定。

 料金はブランド向けが初期費用10万円、システム利用料が月額3万円のほか、受注額の5%を手数料として受け取る(9月末までは無料)。バイヤーは無料で利用できる。