ThinkStation P710(左)、ThinkStation P910
ThinkStation P710(左)、ThinkStation P910
出所:レノボ・ジャパン
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 レノボ・ジャパンは、法人向けハイエンド・ワークステーョン「ThinkStation P710/P910」を2016年5月17日に発売した。最大で44コア/88スレッドまで搭載可能で、CADなどシングルスレッドアプリケーションの高速処理環境から、解析やレンダリング、4K動画編集が必要とするマルチコア環境まで、業務に合わせて最適構成を選べる。

 きょう体は、前モデルで実績のあるTri-Channel(3チャネル)クーリング機構と独自のエアーバッフル方式を採用。各コンポーネントに適切に冷気を当て、熱気を効率的に排出する。また、本体内部は極限までモジュール化、ツールレス化。メンテナンス性を高めてダウンタイムを短くして生産性の向上を図った。

 最上位モデルのP910は、最大22コア/44スレッド、キャッシュ55MBまで対応可能な最新プロセッサーのインテルXeon E5-2600 v4製品ファミリーを2個搭載できる。グラフィックスは、最大でNVIDIA Quadro M6000を2個。メモリースロットは16個で最大1TBまで拡張可能。ストレージは3.5型が最大6個(または2.5型が最大10個)、M.2 NVMe PCIe SSDが最大4ドライブ搭載可能。

 拡張スロットは、PCIe x16が4スロット(CPU1個の場合は2スロット)、PCIe x4が2スロット(同1スロット)、PCIe x1が2個。電源容量は1300W(100-110V地域では1120W動作)。直販価格(税別)は81万4000円から。

 P710は、Xeon E5-2600 v4製品ファミリーのほか、Xeon E5-1600 v4製品ファミリーも選択できる。グラフィックスは最大NVIDIA Quadro M5000を2個。メモリーは12スロットで最大384GBまで拡張可能。ストレージは3.5型が最大6個(または2.5型が最大10個)、M.2 NVMe PCIe SSDが最大2ドライブ。

 拡張スロットはPCIe x16を3スロット(同2スロット)、PCIe x8を3スロット(同0スロット)、PCIe x1を1スロット、PCI 32bitを1スロット。電源は650W/850Wを選べる。直販価格は73万6000円から。

「ThinkStation P910」の製品情報
「ThinkStation P710」の製品情報