写真●ヤマトプロテックの消火設備
写真●ヤマトプロテックの消火設備
(富士通システムズ・イーストの発表資料より)
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画面●Maintenance Management Systemの、消防点検情報の検索画面
画面●Maintenance Management Systemの、消防点検情報の検索画面
(富士通システムズ・イーストの発表資料より)
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 富士通システムズ・イーストは2016年5月16日、消火設備販売などを手掛けるヤマトプロテックの消防設備点検の情報管理システムをクラウド型で構築したと発表した(写真)。このシステムを基に、ヤマトプロテックは同日から顧客向けサービス「Maintenance Management System」を開始。同社の消防設備を導入する施設管理会社などが、点検状況をリアルタイムで確認できるようにした。

 このシステムは、設備点検の台帳、保守の計画と実績などの情報を管理する。富士通システムズ・イーストが開発し、富士通マーケティングが提供する維持/保守業務向けのクラウドサービス「FUJITSU Enterprise Application AZCLOUD SaaS teraServation」を利用した。

 ヤマトプロテックの消防設備を導入する施設管理会社向けに、設備の点検状況を閲覧できる機能を新たに開発。ヤマトプロテックが顧客向けに提供するMaintenance Management Systemを用いて、自社の管理施設が導入する設備の点検時期や点検状況を一覧したり、作業報告書や点検票、写真、図面などを一元管理したりできるようにした(画面)。点検漏れなどのコンプライアンス違反を防止できるほか、資料のペーパーレス化にも役立つという。

 富士通システムズ・イーストによれば、こうした設備点検の情報管理には表計算ソフトなどを用いるケースが多い。クラウド化は業界の先駆けという。