NECは2016年5月13日、ビジネス・教育向けデスクトップパソコン「Mate」およびノートパソコン「VersaPro」の新機種11タイプ30モデルを同日から発売すると発表した。液晶ディスプレイの背面に設置できる小型デスクトップ「MateタイプMC」や、別売の専用カバーを用意した文教向けタブレット「VersaProタイプVS」「VersaProタイプVT」などをラインアップした。
MateタイプMCは、幅34.5mm、体積約1リットルの小型きょう体を採用し、対応ディスプレイの背面に設置できる。本体と合わせてディスプレイ背面に搭載できる外付け型光学ドライブも用意した。さらに、多数のユーザーから要望のあったセキュリティチップ（TPM）も搭載した。
「MK26X/C-R」は、Celeron G3900Tプロセッサーを採用し、希望小売価格（税別）は15万8400円。「MK28H/C-R」は、Core i7-6700Tと専用DVD-ROMドライブの構成で、同29万9400円。いずれも4Gバイトメインメモリーと500Gバイト HDDを搭載する。OSはWindows 10 Pro。出荷開始は5月27日。
文教向けタブレット2タイプは、防じん・防滴仕様に加えて、液晶画面などに直接汚れやキズが付くことを防ぐ別売の専用カバーを用意した。VersaProタイプVS「VK153/SQ-R」は、11.6型フルHD液晶とPentium 4405Yを搭載し、同14万4000円。出荷開始は5月18日。タイプVT「VK164/T1-R」は、10.1型WUXGA液晶とAtom x7-Z8750を搭載し、同10万4900円。出荷開始は6月7日。いずれもOSはWindows 10 Home。
このほかにも、Mateは、スリムタワーPC「タイプMB」（同16万2500円から）を5月20日から出荷開始する。VersaProは、ノートPC「タイプVD」（同22万5000円から）、「タイプVX」（同16万4500円から）、「タイプVA」（同15万9000円から）、「タイプVW」（同24万8000円から）の4タイプ、モバイルPC「UltraLiteタイプVB」（同23万4500円から）、「UltraLiteタイプVM」（同29万3000円から）の2タイプ、SOHO・中小企業向けノートPC「タイプVL」（オープン価格、最小構成8万9000円から）の1タイプを5月18日から出荷開始する。
いずれも第6世代CoreプロセッサーやWindows 10の搭載に加えて、「Office 2016」を選択可能。また、Windows 7/8.1の延長サポートを利用したいというニーズに応えて、第4/5世代のインテルCPU搭載モデルも継続提供する。
