写真1●「Wantedly Feed」の記事一覧画面
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(出所:ウォンテッドリー)
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写真2●記事投稿用の画面。写真や小見出しを挿入できる簡易な編集機能がある
写真2●記事投稿用の画面。写真や小見出しを挿入できる簡易な編集機能がある
(出所:ウォンテッドリー)
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写真3●ウォンテッドリーの川崎禎紀取締役CTO(左)と森脇健斗氏
写真3●ウォンテッドリーの川崎禎紀取締役CTO(左)と森脇健斗氏
(出所:ウォンテッドリー)
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 ビジネスSNS運営のウォンテッドリー(東京・港)は2016年5月11日、新しい記事投稿サービス「Wantedly Feed」を開始した(写真1)。個人が日々の仕事で感じたことや、企業の人材採用に関わる記事などをブログのような感覚で投稿し、情報発信できる(写真2)。

 ビジネスSNS「Wantedly」のアカウントを持つ個人や企業は無料で利用可能。投稿された記事は、アカウントがない人も閲覧できる。

 Wantedly FeedはWantedlyの機能の一部として提供されていた「会社フィード」「インタビュー」などの機能を独立・発展させたもの。これらのコンテンツはすでに月間18万人の閲覧があり、2016年に入ってから約3倍に成長しているという。

 開発を担当したエンジニアの森脇健斗氏(写真3右)は、「Wantedlyはもともと働く人が求人・転職に関わる情報を交換する場として出発した。求人・転職以外の場面でも働く人の情報共有の場として機能する仕組みを作りたかった」と話す。現在約18万人月間ユーザー数を1年以内に100万人程度まで伸ばすことを目指す。

 記事投稿機能だけを取り出せば、類似サービスは多数存在する。一般的なブログサービスに加え、「Facebookページ」や「note」などもよく使われている。

 川崎禎紀取締役CTO(写真3左)は、「Facebookなどは個人利用が前提のサービス。食べ物や家族の話題が盛り上がる合間に仕事の話が出てきても注目されにくい。Wantedlyは働く人が集まる場で、仕事について真剣に考える雰囲気づくりにも注力しており、差異化を図れる」と説明する。

 Wantedly Feedでは場の雰囲気を醸成するために、仕事とはかけ離れた投稿や、「高収入バイトを急募!」といった広告色の強い投稿については、アルゴリズムや人手を使って目立たない場所に表示する。