山田志貴マーケティング統括部プロダクトマーケティング マネージャー
山田志貴マーケティング統括部プロダクトマーケティング マネージャー
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 ネオジャパンは2016年5月11日、業務用グループウエア「desknet's NEO」の新着情報を通知するデスクトップアプリ「desknet's NEOクライアントツール」を発表した。スケジュールの変更情報や、ダイレクトメッセージを受信して端末上に通知を出す。リアルタイムの情報共有でグループウエアの利用率を向上させる狙い。desknet's NEOの標準アドオンとして無償提供する。対象はWindows 7、8.1、10とOS X。

 同アプリはグループウエアの情報、個人宛てや企業全体宛てのメッセージを専用ウインドウに表示する。グループウエアに新着情報があると、常駐するアプリが通知を出す。通知する内容や新着情報の確認頻度はユーザーが設定する。

 ネオジャパンが新たにデスクトップアプリを提供する狙いは、導入企業のグループウエア利用率を高めるため。従来のグループウエアはWebブラウザーを開かないと情報が確認できず、利用率向上を妨げる要因になっていた。利用率が低いことを理由に契約を解除する顧客もあったという。

 ネオジャパンはこのアプリ開発に、米ギットハブが提供する開発環境「Electron」を採用した。ElectronはオープンソースのWebブラウザーである「Chromium」の機能を使って、複数のOSで使えるアプリを簡単に開発できる。山田志貴マーケティング統括部プロダクトマーケティングマネージャーは「これからはマルチプラットフォームに対応する必要を感じている。端末上で動くアプリ開発には今後もElectronを使っていく」と話す。従来製品は.NET Frameworkを使って開発していた。

 ネオジャパンはアプリ上に同アプリの関連情報を配信する。desknet's NEOの追加機能や、感情を表現する「スタンプ」の新板を知らせたりする。導入企業内での利用率を計測する狙い。利用企業の反応を見て、グループウエアの新バージョン開発に役立てるという。

■変更履歴
記事公開当初、製品名を「desknet's NEOクラインアントツール」としていましたが、正しくは「desknet's NEOクライアントツール」です。また本文4段落目で公開当初「グループウエアのdesknet's NEOは.NET Frameworkを使って開発している」としていましたが「従来製品は.NET Frameworkを使って開発していた」の誤りです。お詫びして訂正いたします。本文は修正済みです。 [2016/04/12 18:58]