米Microsoftは現地時間2016年5月5日、「Windows Store for Business」において、企業がサードパーティーの有料アプリケーションをボリューム購入できるようにしたと発表した。クレジットカード決済に対応する。
Windows Store for Businessは昨年11月に正式提供を開始したサービス。企業は従業員向けWindows 10アプリケーションの導入や配布を一元的に管理できる。
今後、開発者はWindows Store for Businessに有料アプリケーションを登録して、企業にボリューム提供できるようになる。現在、開発者が有料アプリケーションを登録可能な地域は北米や欧州の35カ国で、日本は含まれていない。Microsoftは引き続き対象地域を拡大したいとしている。
またMicrosoftは、将来的に請求書発行、ボリュームディスカウント、アプリ内購入といったオプションの追加も計画しているという。
Windows Store for Businessを通じた有料アプリケーションのボリューム提供について、米Wall Street Journal（閲覧には有料登録が必要）は「Windows 10アプリケーションの開発促進が狙い」と伝えている。同様の目的でMicrosoftは、Windows 10 Pro版でのWindows Storeアクセス制限機能を廃止している。
[発表資料へ]
