米Appleは現地時間2016年5月6日、定額制音楽ストリーミングサービス「Apple Music」に、大学生向けの料金プランを追加した。米国におけるApple Musicの個人メンバーシップの料金は月額9.99ドルだが、大学生向けプランでは同4.99ドルと、半額になる。

 現時点で大学生向け料金プランを提供している国は米国のほか、英国、アイルランド、ドイツ、デンマーク、オーストラリア、ニュージーランドの計7カ国。米TechCrunchによると、これらの国ではApple Musicの料金が異なるため学生向け料金も異なる。だが、いずれもおおむね個人向けプランの半額になっているという。

 大学生向け料金プランは最大48カ月(4年間)の利用が可能。Appleは利用者が同プランの加入資格を満たしていることを確認するため、米UNiDAYSの学生向け認証サービスを利用する。

 Appleは4月26日の決算発表でApple Musicの有料会員数が1300万人を突破したと発表したが、その会員数の伸びは競合サービスである英Spotifyよりもペースが速い。Apple Musicには、最大6人の家族メンバーが利用できる月額14.99ドルのファミリーメンバーシップがあるが、TechCrunchによると、価格競争力の高いこうしたサービスがApple Musicの会員数拡大の要因になっているという。今回の大学生向け低料金プランは、家族向けプランと同様の効果をもたらす可能性があると、TechCrunchは伝えている。

[Apple Music学生向け料金プランのサポートページ]