写真●ティアックの「MiNiSTUDIO PERSONAL US-32」
写真●ティアックの「MiNiSTUDIO PERSONAL US-32」
(出所:ティアック)
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 ティアックは、業務用放送機器の「TASCAM(タスカム)」ブランドから、インターネット生放送用オーディオインタフェース「MiNiSTUDIO」シリーズを、2016年6月上旬に発売する(写真)。「ニコニコ生放送」を運営するドワンゴとのコラボレーションによる製品。価格はオープン。

 ドワンゴとの共同開発により、インターネット生放送に必要な機能を絞り込むことで、音響機器に詳しくないユーザーでも直感的に扱えるようにデザインした。専用ソフトには、誰でも簡単に使える「EASY」タブと、上級者向けの「EXPERT」タブを用意し、熟練度にあった操作画面を利用できるようにした。

 番組を面白くするためのテクニックとして、「音声演出」が可能。3個のPONキーにより、拍手や歓声などの効果音を再生する「ポン出し」を簡単に行える。また、司会者やゲストの声を変化させるボイスエフェクトやリバーブも搭載した。

 エントリーモデル「MiNiSTUDIO PERSONAL US-32」は、本体にコンデンサーマイクを内蔵し、本体のみでインターネット生放送をすぐに始めることができる。ヘッドセットマイクや4極イヤホンマイクにも対応する。本体寸法は幅150×高さ40×奥行き130mm、重さは約382g。予想実勢価格(税別)は1万3000円前後。

 上位機種の「MiNiSTUDIO CREATOR US-42」は、インターネット放送用にループバック機能が常時オンになるBROADCASTモードと、動画制作や音楽制作用にループバック機能をオンオフできるCREATORモードを搭載する。本体寸法は幅200×高さ40×奥行き130mm、重さは約500g。予想実勢価格は1万8000円前後。