図1●光キャストビジョンを発表(4月27日に行われた両社会見の資料から、以下同じ)
図1●光キャストビジョンを発表(4月27日に行われた両社会見の資料から、以下同じ)
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図2●サービスの仕組み
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図3●サービスの提供形態
図3●サービスの提供形態
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図4●光キャスト TVの料金コース
図4●光キャスト TVの料金コース
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図5●光キャストビジョンの料金
図5●光キャストビジョンの料金
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図6●単品メニューの料金
図6●単品メニューの料金
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図7●NTT東日本が挙げる具体的な検討テーマの例
図7●NTT東日本が挙げる具体的な検討テーマの例
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 飯田ケーブルテレビは2016年4月27日、NTT東日本が提供するフレッツ光サービスの卸提供(光コラボレーションモデル)を活用した「光キャストビジョン」サービスを同日に開始したと発表した(図1)。

 飯田ケーブルテレビは2015年年2月1日から光コラボレーションモデルによるインターネット接続サービス「いい-NET 光」と電話サービス「ictv ひかり電話」を提供してきた。2016年4月27日時点の加入者数は、いい-NET 光が約2200件、ictv ひかり電話が約2000件である。

 今回、飯田ケーブルテレビでは、NTT東日本との協業により、NTT東日本の光アクセスサービスを活用した放送サービス「光キャスト TV」を開始した。併せて、光コラボレーションモデルを活用したインターネット接続サービスと電話サービスに、この放送サービスを組み合わせたトリプルサービス「光キャストビジョン」の提供を開始した(図2、図3)。

 「光キャスト TV」サービスでは、これまでのケーブルテレビ放送サービスに加え、地デジ11チャンネルを活用した「ictv 総合」、BS パススルーサービスを新たに追加して提供する。飯田ケーブルテレビでは今回開始したサービスの普及を図り、現在飯田ケーブルテレビの加入者(約1.9万世帯)を結ぶ伝送路設備の全てを光回線に移行する予定。NTT東日本の光アクセスサービスを活用したケーブルテレビ施設の全面光化は全国初の取り組みとなる。

 光キャスト TVの料金は、地デジやBS、飯田地域のコミュニティチャンネルが視聴できるシンプルコースと、加えて専門チャンネルを視聴できるレギュラーコースを用意した(図4)。光キャストビジョンでは、これにトリプルプレーをセットにした四つのプランを用意した(図5)。単品メニューも用意する(図6)。

 このサービスは、今後、現在のエリアに加えて、下伊那郡の一部エリア(約2万世帯)にもサービス提供が可能。今後、飯田市と下伊那郡を含めてサービス提供可能世帯は約6万世帯になる。

 飯田市は、リニア中央新幹線の飯田駅の設置が予定されている、飯田ケーブルテレビは、リニア新時代に向けて、NTT東日本との協業による光アクセス基盤をベースとし、地域の自治体との連携サービス(図7)をさらに充実させていく方針という。

[飯田ケーブルテレビの発表資料(PDFファイル)へ]
[NTT東日本の発表資料へ]