富士通は2016年4月27日、施設や設備の運転・保守業務においてベテランからビギナーへの技術伝承を支援するサービス「技術伝承支援ソリューション」(図1)を販売開始した。動画マニュアルを作成する「基本工程」(90万円から、税別、以下同)と、ビギナーの作業動画を動画マニュアルと比較して分析する「オプション工程」(10万円から)で構成する。

図1●技術伝承支援ソリューションの概要
図1●技術伝承支援ソリューションの概要
(出所:富士通)
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 8日間をかけて動画マニュアルを作成する(図2)。ヘッドマウントディスプレイを使ってベテランが実際に見ている視界に近い動画を撮影するとともに、ビデオカメラによる作業全体の動画を撮影する。このように、二つのアングルからベテランの技術を記録する。記録した動画を元に、マニュアルに残すべき作業などを関係者間で議論し、議論の結果をもとに富士通が動画マニュアルを作成する。

図2●技術伝承支援ソリューションのメニュー構成
図2●技術伝承支援ソリューションのメニュー構成
(出所:富士通)
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