写真●「イノベーターズ・オープン・フォーラム」で講演するセブン&アイ・ホールディングスの鈴木康弘氏(写真:井上 裕康)
写真●「イノベーターズ・オープン・フォーラム」で講演するセブン&アイ・ホールディングスの鈴木康弘氏(写真:井上 裕康)
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 2016年4月26日に開催された「イノベーターズ・オープン・フォーラム」(日経BP社 日経ITイノベーターズ主催)。最後の講演には、セブン&アイ・ホールディングスの鈴木康弘取締役執行役員最高情報責任者(CIO)が登壇した。鈴木氏は、日経ITイノベーターズのエグゼクティブメンバー(幹事会員)を務めている。

 同社は、セブン-イレブン、イトーヨーカドー、そごう、西武といった様々な業態の小売店舗を展開するだけでなく、セブンネットショッピングなどのEC事業なども手掛けている。鈴木氏はリアル店舗とネットを融合させたオムニチャネル戦略について講演した。

 この取り組みは2013年からスタート。2015年11月、ネットとリアル店舗の融合させたサービス「オムニ7」の開始につなげた。セブンネットショッピング、西武・そごう、イトーヨーカドー、アカチャンホンポなどの商品をネットで購入し、セブン-イレブンの店舗で受け取れるようにしている。

 「ネットやECの普及に加えて、高齢化社会が進み女性の社会活躍が顕著になってきている。そういったマーケットの大きな変化に対応するために、オムニチャネル戦略を重視している」と、鈴木氏は説明する。