米Appleは現地時間2016年4月22日、同社のスマートウオッチ「Apple Watch」向けのアプリケーションを手がける開発者に対し、アプリケーションは6月以降、ネイティブであることが必須条件になると発表した。

 6月1日よりAppleのモバイルアプリケーション配信/販売サービス「App Store」に申請されるApple Watch用アプリケーションはすべて、「watchOS 2 SDK」以降のソフトウエア開発キット(SDK)で作成されたネイティブアプリケーションでなければならない。

 これによりAppleは、Apple Watch向けプラットフォームを推進し、動きが遅いと指摘されるサードパーティー製アプリケーションの強化を図りたい考えだと、米AppleiInsiderは報じている。

 同社が昨年秋に正式公開したApple Watch向けOSの新版「watchOS 2」はサードパーティーのネイティブアプリケーションをサポートし、アプリケーション開発者はwatchOS 2 SDKを使って、独自デザインのウオッチフェイスを作成したり、Apple Watchのハードウエアに直接アクセスする機能を追加したりできる。

 Appleが6月13日~17日に開催する世界開発者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC)」では、watchOSの新機能や強化機能も発表される可能性がある(米CNETの報道)。

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