米Amazon.comは現地時間2016年4月21日、廉価版タブレット「Fire」に新色を用意し、さらにストレージ容量16Gバイトのモデルも追加したと発表した。同社のECサイトですでに販売を開始している。

 Amazon.comは昨年秋、7インチディスプレイ(解像度は1024×600ドット)を搭載した希望小売価格49.99ドル(日本での販売価格は8980円)のFireをリリースした(関連記事:Amazon.com、50ドル未満の廉価タブレットや10.1インチタブレットなど発表)。Amazon.comによると、同社のタブレット端末の中で最も急速に売れている製品だという。

 当初、ストレージ容量は8Gバイトでカラーはブラックのみだったが、これに希望小売価格69.99ドル(日本での販売価格は1万980円)の16Gバイトモデルを追加した。両モデルともマゼンタ、ブルー、タンジェリンを加えた4色で展開する。

 Fireは本体サイズが191×115×10.6mmで、重量は313g。 1.3GHzのクアッドコアプロセッサを搭載し、Androidベースの独自OS「Fire OS 5(Bellini)」を採用する。200万画素のリアカメラとVGAフロントカメラ、最大128Gバイト拡張可能なmicroSDカードスロットを装備。バッテリー寿命は最大7時間としている。

 日本の「Amazon」サイトではすでに16Gバイトモデルを購入可能だが、現時点でカラーはブラックのみのままとなっている。

 また、子供向けFire「Fire Kids Edition」も、従来のピンクとブルーにグリーンを追加する。ストレージ容量も従来の8Gバイトに加え、16Gバイトを選べるようにする。希望小売価格は8Gバイトモデルが99.99ドル、16Gバイトモデルが119.99ドル。

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