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 米Appleは現地時間2016年4月19日、12型「MacBook」の強化モデルを発表した。最新のプロセッサを採用し、バッテリー寿命が伸びたほか、新色が加わった。

 12型MacBookは、昨年4月に「Mac史上最も薄い」としてリリースされたノートパソコン。12インチの「Retina」ディスプレイ(解像度は2304×1440ドット)を搭載し、筐体の厚さは13.1mm(最厚部)で重さは2ポンド(約920g)。フルサイズキーボードや、感圧センサーを内蔵した「Force Touch」トラックパッドを備える。充電、データ転送、ビデオ出力に対応するUSB-Cコネクタを採用している(関連記事:12インチRetina搭載の新しい「MacBook」はMac史上最薄、USB-Cを採用)。

 強化モデルは、最大1.3GHz(Turbo Boost時は最大3.1GHz)の米Intelの第6世代「Core M」プロセッサを搭載する。1866MHzのメモリー、「Intel HD Graphics 515」、PCIeベースのフラッシュストレージと、いずれも高速化を図った。

 1度の充電による連続駆動時間は、無線接続のWebブラウジングで最大10時間、iTunesムービー再生で最大11時間、スタンバイモードで最大30日間という。

 カラーはゴールド、シルバー、スペースグレイと新色のローズゴールド。希望小売価格は、1.1GHzのデュアルコア「Core m3」プロセッサと8Gバイトのメモリーおよび256Gバイトのフラッシュストレージを組み合わせた場合、1299ドル(日本では税抜き14万8800円)。1.2GHzのデュアルコア「Core m5」プロセッサと8Gバイトのメモリー、512Gバイトのフラッシュストレージでは1599ドル(日本では税抜き18万4800円)。オプションで1.3GHzのデュアルコア「Core m7」プロセッサに変更可能。

 同社はまた、13型「MacBook Air」のすべての構成に8Gバイトメモリーを標準搭載すると発表した。新しい12型MacBookと13型MacBook Airは同日よりAppleのオンラインストアから購入可能。Apple直営店および認定販売店では4月20日に販売を開始する。

 Appleは、世界開発者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC)」を6月13日~17日に米カリフォルニア州サンフランシスコの「Bill Graham Civic Auditorium」で開催することも明らかにしている。専用サイトで参加申込みを受け付けている。締め切りは東部夏時間4月22日午前10時、抽選結果の発表は同4月25日午後5時。チケットの価格は1599ドル。

[発表資料(MacBook)]
[発表資料(WWDC)]